盲導犬の一生

子犬の誕生から、訓練、引退まで、盲導犬がどのような一生を過ごすのか紹介します。
誕生
豆知識
妊娠期間は約2か月間。多いときには10頭近く生まれることもあるよ!
子犬の成長
生後14日頃
目が開き、ぼんやり見えるようになりはじめる

生後25日頃
足がしっかりし、音が聞こえはじめるようになってくる

生後28日頃
ミルクをあたえはじめる。

生後40日頃
歯がはえ、おもちゃで遊ぶようになる

盲導犬の訓練開始
1歳を過ぎると、訓練センターに戻ってきて盲導犬になるための訓練がスタートします。1頭1頭の個性を大切にし、犬たちが楽しく学習できるように、その犬にあわせたアプローチ方法を考えて、盲導犬としての作業を教えます。

● 「Good」とほめて、犬も楽しくハッピーに
犬も人と同じで、怒られたり、嫌なことがあると、訓練だけでなく訓練士のことまで嫌いになってしまいます。犬が自分から「やりたい」と思えるように、得意なことや遊びを交えながら、たくさん「Good」とほめて楽しく教えています。
● 犬の進路もそれぞれ
訓練を受けたからといって、全頭盲導犬になるわけではありません。盲導犬としての作業が上手にできたとしても、それがその犬にとってストレスになっているようであれば、無理に盲導犬にはしません。毎日の訓練の中で、1頭1頭の性格や得意・不得意などを総合的に判断し、その犬が1番幸せに過ごせる道を選んでいます。
● キャリアチェンジ犬
盲導犬に向かないと判断した犬は「キャリアチェンジ犬」と呼ばれ、キャリアチェンジ犬飼育ボランティアの家庭に引き取られて家庭犬として暮らします。

盲導犬デビュー
いよいよ盲導犬としての生活がはじまります。2歳前後で盲導犬としてデビューすることが多く、活動期間は約8年間です。これからは、いつでもどこへでも盲導犬ユーザーと一緒です。

豆知識
盲導犬もユーザーも、息ぴったり歩けるようになるまで、試行錯誤の連続です。デビュー後も担当訓練士が定期的にフォローアップのため訪問するなど、安全に快適に盲導犬との生活を送ることができるよう見守り続けています。
盲導犬の引退
盲導犬は10歳前後で盲導犬ユーザーと別れて引退します。10歳といっても人間でいえは60歳くらいでまだまだ元気な年齢です。少し早めに引退して、引退犬飼育ボランティアの家庭で余生をのんびり過ごします。「盲導犬の里富士ハーネス」には、引退犬のための部屋が整えられており、そこで仲間たちとのんびり過ごす犬もいます。


● 盲導犬って、短命なの?
「盲導犬が早死にする」というのは、盲導犬についての数ある誤解の中の1つです。レトリーバーの平均寿命は13歳くらいで、盲導犬として活動した犬たちも同じくらいです。盲導犬としての役割を楽しめる犬を選んでいることや、ユーザーがいつもそばにいてくれることなど、ストレスの少ない生活を送っています。また年1回必ず健康診断を受け、健康状態のチェックをこまめに行っているため、病気が見つかったとしても早期に治療することができ、16歳、17歳と長生きする犬も実は多いです。












