視覚障害について
日本には、身体障害者手帳を持っている視覚障害者が、約27万人います。しかし、視覚障害者全員が「全く見えない(全盲)」というわけではありません。視力や視野に制限があり、見えにくい状態で生活している人(ロービジョン)も多く、視覚障害者の8~9割は見えにくい(ロービジョン)といわれています。
知っていますか?
日本の視覚障害者の数は、警察官とほぼ同じです。
警察官
26万人
視覚障害者
27万人
※1:令和7年度警察白書 統計資料より
※2:厚生労働省調べ2022年12月1日調査
いろいろな見えにくさ
見えにくい(ロービジョン)といっても、その見え方はさまざまあり、一人一人ちがいます。
1. 視力低下
通常の近視等のように眼鏡をかけても視力は上がりません

2. 羞明・白濁
白内障や角膜混濁の見え方。光が目の中まで散乱してとても眩しく感じます。

3. 中心暗点
黄斑変性症などの見え方。視野の中心が暗く、またまわりはぼやけて見えます。

4. 視野狭窄
網膜色素変性症などの見え方。視野が非常に狭くなります。

生まれつき目が見えない・見えにくいという人ばかりではなく、病気や事故などで人生の途中から見えない・見えにくくなった人も多くいます。
視覚障害の原因疾患
- 第1位 緑内障
- 第2位 網膜色素変性
- 第3位 糖尿病網膜症
- 第4位 黄斑変性症
- (※厚生労働省、難治性疾患等政策研究事業、網膜脈絡膜・視神経萎縮症に関する調査研究)
視覚障害者の歩行方法
安心して歩ける方法も人それぞれです。自分にあった歩き方を選んで歩いています。

視覚障害者安全つえ(一般的には白杖と呼ばれる)を使って、路面の形状や段差、障害物などを確認しながら歩く方法です。多くの視覚障害者が利用しており、周囲の通行人や車の運転者などに「視覚障害であること」を知らせる役割もあります。

法律に基づき訓練・認定された盲導犬と歩く方法です。盲導犬が教える「曲がり角・段差・障害物」の情報を手がかりにしながら、目的地まで歩きます。

見える人の肩や腕につかまって、案内を受けながら歩く方法です。視覚障害者の誘導方法として使われることの多い代表的な方法で、誘導する側に資格など必要ありません。
※見えにくい(ロービジョン)で、保有視覚を上手く活用して歩く人もいます。
動画で知る!視覚障害ってなあに?
私たちにできること
盲導犬ユーザーなど、目の見えない、見えにくい人に出会ったときに、私たちにできること、サポートのポイントを紹介します。
見えない人をみかけたら?

そっと温かく見守る
白杖や盲導犬で順調に歩いている様子であれば、温かく見守ってください。

困っていそうだったら、声をかけてサポート
立ち止まって周囲をキョロキョロしていたり、同じ場所を何度も行ったり来たりしていたら、困っているのかもしれません。「何かお困りですか?」と皆さんから声をかけてください。
横断歩道やバス停、駅のホームなどでは、積極的に声をかけてくれるとうれしいです。
「白杖お持ちの方」「盲導犬お連れの方」のように、本人の特徴を加えて声をかける
本人が方向を変えなくていいように、正面や斜め前から声をかける
「肩さわりますね」など、本人の身体に触れるときは声をかけてから
道案内を頼まれた!

どうやって誘導したらいい?
誘導方法を知らないことは失礼なことではありません。どのようにしたらよいか、聞いてみましょう。 手引き歩行の方法 ①自分の肩や腕につかまってもらい、皆さんが前を歩く ②つまづいたり、ぶつけたりしないように足元や周囲をよく見ながら歩く ③「まっすぐ進む」「左へ曲がる」「赤信号なので止まる」など、動きを具体的に声に出しながら歩く
目的地まで一緒に行けない時は、今いる場所の様子や目的地までの行き方を説明してもらえるだけでもとても助かります。
盲導犬には?
盲導犬はとにかく人が大好きです。犬たちの気を引くようなことはせずに、優しい気持ちで見守ってください。
- 犬やハーネスにさわらない

- 食べ物や飲み物を与えない

- 犬に声をかけない

- 犬の目を近くでじーっと見つめない

- 無断で写真や動画を撮影しない







