盲導犬ってどんな犬?

盲導犬の特徴や役割について紹介します。
盲導犬ってどんな犬?
盲導犬は、目の見えない・見えにくい人が安全に歩くことができるようにサポートをする犬で、「身体障害者補助犬法」に基づき訓練、認定された”身体障害者補助犬”の1種です。

ハーネス
盲導犬が必ず身に着けている胴輪。盲導犬とユーザーをつなぐ道具で、盲導犬の動きがハーネスを通じてユーザーへ伝わり、安全に歩くことができます。


左:バーハンドルハーネス 右:U字型ハーネス
どんな種類の犬が多い?
盲導犬として日本で多く活躍している犬種は、ラブラドール・レトリーバーとゴールデン・レトリーバーです。
ラブラドール・レトリーバー

ゴールデン・レトリーバー

レトリーバー種は、もともと狩猟犬として活躍しており、人と一緒に何かをすることが大好きな性格の犬たちです。環境に適応する能力が高く、人と安全に歩行するのに適した体格をしています。たれ耳で優しい目、可愛らしい外見から、周りの人に威圧感を与えにくく、社会で受け入れられやすいという点でも、盲導犬として選ばれています。
豆知識
シェパードやスタンダード・プードル、コリーなど、レトリーバー以外の犬種も盲導犬として活躍しているよ!
盲導犬の主な役割
盲導犬のよくある誤解の一つとして”道案内をしてくれる”と思われがちですが、盲導犬は道案内はしていません。目的地までの道順はユーザーが覚えて、頭の中に地図を描きながら歩いています。盲導犬の役割は、見えない・見えにくい状態で安全に歩くために必要な3つの情報をユーザーへ知らせることです。

その 1曲がり角で止まる
盲導犬は、原則道の左端を歩くようにトレーニングしています。曲がり角を見つけると、ゆっくりと左にそって歩き、曲がれる方向へななめ向きに止まります。

● 「どっちへ進む」はユーザーが指示
曲がり角を見つけると盲導犬が毎回止まってくれるので、ユーザーは「1つ目の曲がり角はまっすぐ、2つ目の曲がり角は左」のように、頭の中の地図と照らし合わせながら目的地へ向かって歩くことができます。
その 2段差で止まる
つまづいたり、足を踏み外したりすることがないように、上りの段差では1段目に前足を乗せて、下りの段差では段差の手前で止まります。



● 段差の種類は大小さまざま
階段のような上り下りできる段差だけでなく、横断歩道の車道と歩道の境目にある、わずか数cmの段差も見つけて止まります。
豆知識
横断歩道では、盲導犬が信号の色を判断しているわけではありません。ユーザーが、車の走行音、周りの人の足音や話し声などを手がかりに、信号が赤か青か判断しています。横断歩道を安全に渡ることができるように、「まだ赤ですよ」「青に変わりましたよ」などと声をかけてもらえるとうれしいです!
その 3障害物を避ける
路上にある物や通りを歩く人など、そのまま歩くとぶつかりそうなときに、一旦止まったり、スピードを落として安全な道を選んで歩きます。右から避けるか、障害物と障害物の間を通り抜けるか、どう避けるかその場で犬が判断して歩いています。


その他の作業
- 道の左端に沿って歩く
日本には歩道がない道も多く、道の中央を歩いてしまうと車との接触の危険があります。そこで、盲導犬が道の左端に沿って歩くことで、車から見つけてもらいやすくなり、より安全に歩くことができます。
- 目標物に向かって歩く
「ゴー、ドア」、「ゴー、チェア(椅子)」など、事前に教えている目標物であれば、それに向かって歩いて見つけるサポートをします。








