応援メッセージ

「ストレート・ゴー」コマンドにしっかり反応する盲導犬PR犬に大感激!
デビューから42年を迎えた野口さん。盲導犬育成チャリティーゴルフ大会への参加を通じ、盲導犬PR活動にも大きな力となってくださっています。ベテランの域に達した今も、コンサートで全国をめぐり「一人でも多くのファンと握手をしたい」とおっしゃいます。その真摯な姿は、地道な盲導犬育成にも通じるものがあります。
※盲導犬くらぶ69号(2013年1月15日発行)に掲載された野口さんからの応援メッセージを紹介します。
知人に誘われ、盲導犬のチャリティーゴルフコンペに参加したのがきっかけでした。その頃は一言でいえば「世間知らず」であり、盲導犬について需要と供給のバランスがとれていないことすら知らなかったんです。盲導犬の育成には沢山の人が関わっていてとても大変であること、盲導犬引退後のことも考えなければならないことなど、ゴルフ大会へ参加したことで、いろいろな話を伺うようになり初めて気が付いたんです。「これは大変なことだな」と。日常の暮らしの中では、なかなか知る機会がないですよね。最近、自分の中で少しずつですが、色々なことが分かってきて、大きなことはできないけれど、何か自分にできることがあればと考えるようになりました。
ゴルフコンペの会場にはいつも盲導犬( PR犬)が来てくれます。見ていると愛おしくて…いつまでも一緒にいたくなりますね。
それから、以前コンサート会場に盲導犬と一緒に来てくださったファンの方がいたんです。コンサート後の握手会で、その方と握手をしたんですが、そばにいた盲導犬に、「この方をここまで連れてきてくれてありがとう!いつもお世話になっています」思わずそう伝えたくなりましたね。大変な中ここまできてくださって、盲導犬がいてくれたからこそ、コンサートでお会いする事ができたわけですから。自分とファンの方を繋いでくれてる大切な存在です。
24歳の時から13年間飼っていた犬が亡くなった時は、人生でこれほど涙がでたことはないというくらい泣きました。忙しい時期にホントに助けてもらったんです。安らぎを与えてくれて、内緒話もできて秘密をしっかり守ってくれて…。抱きかかえて一緒にコンサートの舞台に出演したこともありました。亡くなったのはちょうど正月の時期で、僕が実家に帰るのを待っていてくれて息を引きとったんです。最後に、今まで聞いたこともないような声で「ワォン」と一言吠えて逝ったんですよね。何か自分の運命を分かっているみたいで…。
自分の体験も踏まえて改めて盲導犬とユーザーの方の関係を考えてみると、それは単にパートナーという言葉ではくくれない、それ以上のものがあるんだと思います。「人と犬がパートナー」って、普通の生活の中では分かりにくい表現かもしれませんが、盲導犬が体の一部となって、お互いを支え合って生きている、そういうことが少しずつ見えてきたように思います。

愛犬家としての素顔も。現在はトイプードルを飼い2人の子供たちがしっかりと面倒をみています
盲導犬への理解にしても、盲導犬の頭数を増やすことにしても、人にとっても犬にとっても良い形で、何か一気にできる方法がないのかと考えたこともあります。何か大きなステップアップができないものかと。でも実際に現場で努力している方々の姿を見て感じたことは、やはり口コミで少しずつコツコツと伝えて、分かってもらう努力をするしかないのかな、ということです。多くの方がそうだと思うのですが、盲導犬のことや法律のことなど気がついていないだけで、きちんと話をして伝えていけば、必ず理解してもらえると思うんです。その努力は大変だと思いますが、盲導犬への理解は絶対広がっていく、そう信じたいですね。僕自身これからも歌い続けていって、その中でほんの少しでも力添えができればと思います。
初めて盲導犬と歩いてみて、ホントに驚きました!盲導犬ってなんとなくわかっていたけれど、実際体験してみて、ホントにこんなに言う事を聞いてくれるんだ、とまずは驚きました。ハーネスはずっしり重みがあります。誰もが一度体験してみたら、盲導犬の凄さが一瞬で分かると思います!
(2012年12月インタビュー取材)

去年5月リリースされた待望のニューシングル『僕をまだ愛せるなら』
●野口五郎(のぐち・ごろう)
1971年15歳で歌手デビュー、「新御三家」の1人として時代を席巻し多くのヒット曲を歌う。
歌手生活40年を超えた今も、コンサートを精力的に行い、俳優・音楽プロデューサーとしても幅広く活躍する。