訓練士学校レター
こんにちは!
そろそろ春が近づいてきましたね。
冬の間は寒い日が続いていましたが、私たちは訓練で犬たちと一緒にたくさん歩き、たくさん運動をして体を温めていました。
今回のレターでは、現在学校の職員が学んでいることを2回に分けてお伝えしようと思います!
まずは、1年目の職員が学んでいることです!
上期はどのような科目があるかを知り、単純にSitやComeを教えていましたが、下期からはその各科目の深掘りをしています。
訓練犬には盲導犬を目指すにあたって、様々な科目を教えています。
基本訓練で教える『Sit(座れ)』、『Come(来い)』などの科目、
誘導訓練で教える『角で止まる』、『障害物をよける』などの科目があります。
今回は最近考えた『Come(来い)』について少し紹介します。
① Comeについて考える
「Come=人の近くに来る」という科目ですが、100点のComeとはどんな形をいうのか、どんな状態が良くて、どんな状態が悪いのかを考えて、話し合います。
例えば、『近く』とは人から見てどの範囲のになるかを考えます。ユーザーは視覚障害者の方なので、人の手の届く範囲、さらには犬から人の体に触れてくれると分かりやすいですよね。
他にも、来るときのスピードや蛇行せずに最短距離で来ることが望ましいといったことなど細かいところを確認していきます。
② 100点のComeを犬にどう教えるかを考える
まずはComeをどのように教えるかを考えます。
その次に人のより近くに来ること、来る時のスピード、最短距離で来ることなどをどうしたら犬に伝えて教えることができるかを考えます。
リードを付けるか、外すか、おもちゃを使うか使わないかなども考えていきます。
③ 実践してみる
どう教えるか考えたことを実践してみます。
訓練犬も1頭だけではなく、訓練期間が浅い犬から、まもなく盲導犬になるような犬まで様々な訓練犬で行ってみます。犬によっては、少し離れたところまでしか来られない犬や、おもちゃがあればできるけど、ないとできない犬など1頭1頭それぞれ違います。
それぞれの犬の個性や訓練進捗状況に合わせてどのような訓練を行うのが最適かを考えて訓練を行います。
では、やってみましょう!!

Sitをして次の指示を待っています

Comeで呼びます
(某スポーツブランドのロゴのような瞬間が撮れました(笑))

人に触るくらい近くまで来ることができました!!
人が少し下がって犬が自ら近くまで来ることができるように工夫しています

次の指示を待つためにSitします
もう少し近い方がいいかなぁ…次はリードを付けて、より人の近くでSitできるようにしてみようかな
科目によって前後しますが、約2週間、1つの科目について考え、訓練を行います。
入職してから、科目を使って犬と訓練を行っていましたが、各科目を深掘りすることによってなぜその科目を教えているのか、どのような形が望ましいのかなどを考えて訓練をするようになりました。
また、将来ユーザーである視覚障害者の方と一緒に歩行、生活することを考えて教えることは盲導犬の訓練ならではだなと思いました!
では、次回のレターでは2年目の職員が学んでいることをお伝えします。