訓練士学校レター
こんにちは!
訓練士学校2年目の職員です。
今回のレターは盲導犬育成事業に関わるボランティアの方たちと関わる業務についてお話しします!
訓練士学校2年目になると訓練以外の業務もするようになってきます。
その訓練以外の業務というのは
①パピー業務
②キャリアチェンジ犬業務
③引退犬業務
の3つです。
この3つの業務で共通しているのが、どの業務もボランティアの方と関わる業務であるということです。
これらの業務は、初めは見学を行いながら、徐々に先輩たちの手を借り、最終的には1人で業務ができるようになることを目指しています。
現在は、ボランティアの方への電話、メール対応や書類の発送手続き、レクチャーの見学などをしています。

その3つの業務の中でも今回はパピー(子犬)業務について詳しくお話しします。
パピーウォーカー(以下PW)とパピーは兄弟ごとに1つのクラスとして、月に1回、訓練センターで行う『パピーレクチャー』に参加をします。
※PWとは、盲導犬候補のパピーを生後2か月齢から1歳前後までの約10か月間、家族の一員として迎え、人と一緒に安心して暮らすための関係づくりと家庭でのルールを教えていただくボランティアです。
パピーレクチャーでは主に遊びや排泄、散歩の方法などをお伝えしています。
2年目になり1つのクラスの担当になり、レクチャーに参加しています。
こちらはPWの方に委託するパピーたち!生後2か月齢で4~6kg程度の子たちです。
日々約20~30kgの訓練犬を見ている私からするとパピーの小ささはとても新鮮です。
この時期は1か月で4kg程度も成長していきます!

委託から1か月後の初めてのレクチャー。
このときにはもう10㎏程度まで成長して、抱っこするのも一苦労になっています。
この日は掃除機(の音や動き)を受け入れる練習をしました。
盲導犬を目指すために、PWの方たちにはパピーの「社会化」をお願いしています。「社会化」とは掃除機はもちろん、電車や車の音、雨や雪、人混み、色々な場所へのおでかけ等、パピーにとって人間社会で起こりえる多様な刺激を受け入れるための練習になります。


さらにその1か月後には、お散歩デビュー。ご自宅に訪問して、レクチャーをしました。
抱っこの散歩で外には出ていたものの、初めてパピーが自ら歩く散歩。
色々なものが気になり、真っすぐ歩くことができなかったり、PWの方が前にいないと不安で前に進めなかったり、同じ兄弟でもパピーごとに違う反応をしていました。


盲導犬訓練士の仕事は盲導犬候補犬たちの訓練だけでなく、生まれてから亡くなるまでの犬たちとその犬たちに携わってくださるボランティアの方たちと関わる業務も多くあります。その関わりを通して、自分自身の訓練の成長に繋がっていると感じることが多くあります。
また、パピー業務に携わってPWの方たちが毎日愛情をたくさん注いで育ててくれているため人が大好きな犬になり、日々の生活で行っていただいていること(遊びや排泄、散歩など)が訓練犬や盲導犬になったときの訓練や生活に繋がっているのだと実感し、改めて盲導犬育成事業はボランティアの皆様に支えられていると感じました。
今回のレターではボランティアの方たちと関わる業務について紹介しました。
各訓練センターではボランティアを募集していますので、
ボランティアにご興味がある方はぜひ「こちら」をご覧ください。

オフショット
事務作業は訓練犬の待機訓練を兼ねて、横で待機をさせながら行うこともあります。
たまにこんな感じで甘えてくることがあり、私たちの息抜きタイムになっています。