Heart to Heart

募金箱の取り組みを進めてきた広報CSR推進室の門田さん。活動の広がりを支えてきました
神奈川トヨタ自動車株式会社は、神奈川県内で自動車の販売や整備、保険など幅広い事業を展開。1939年の創業以来、地域とのつながりを大切に歩んできました。
盲導犬に関わる活動は、法人賛助会員となった2012年からはじまり、2020年の4販社の統合をきっかけに企業全体へと広がりました。募金箱の設置や福祉授業の実施に加え、グループ従業員向けの受け入れセミナーの開催など、多様なかたちで行われています。その立ち上げを担ったのが広報CSR推進室の門田さんです。「まずは自分たちが理解し、伝えていくことが大切だと思いました」と話す門田さんは、店舗ごとに状況や理解度が異なる中で丁寧に趣旨を伝えるため、一店舗ずつ訪問し、全店舗に設置を依頼。社内への周知も進め、少しずつ活動の輪を広げていきました。
募金箱の運用では、門田さんが中心となり、店舗ごとに見せ方や設置方法を工夫。「より身近に感じてもらえるように」と、名前を付けるアイデアなども提案し、現場と連携しながら定着を図りました。現在は、特別支援学校などから採用した社員が在籍する神奈川トヨタ自動車 業務サポート室のスタッフが中心となって募金の集計作業などを担っています。

神奈川トヨタ自動車 業務サポート室のスタッフによる募金の集計作業の様子。社内のさまざまな業務を支えています
また、2022年には小学校で福祉授業を実施。盲導犬ユーザーを招き、子どもたちに向けて講話が行われました。神奈川トヨタ自動車は学校とユーザーをつなぐ役割を担い、学びの機会を支えています。普段なかなか触れる機会の少ない盲導犬について、実際の話を直接聞くことで、子どもたちはより具体的にイメージできる時間となりました。
盲導犬だけでなく視覚障害についても理解を深める内容となり、実際の生活や盲導犬との関わりが語られ、理解を深めるきっかけとなっています。「子どもたちが真剣に耳を傾けてくれている姿が印象的でした」と門田さんは振り返ります。
神奈川トヨタ自動車は、協会への支援の一環として、神奈川フィルハーモニー管弦楽団のリハーサルを盲導犬の訓練の場として提供しています。同楽団を長年支援してきたつながりから実現した取り組みです。会場では、訓練犬が静かに見守る中で演奏が行われました。普段とは異なる環境での実施となり、関係者にとって新たな気づきにつながる機会となりました。
こうした経験を通じて、門田さん自身にも意識の変化が生まれています。街中で白杖を持つ方に自然に声をかけるなど、日常の行動にもつながっています。 「特別なことではなく、できることを少しずつ続けていくことが大切だと思います」と門田さん。神奈川トヨタ自動車はこれからも、地域とともに盲導犬への理解を広げる取り組みを重ねていきます。