Heart to Heart

支援事業担当の営業サポート本部販売促進室のみなさん。中央には水や森をモチーフにした企業公式キャラクター「サニエル」
清掃用具のレンタル事業を展開する株式会社サニクリーンは、2006年から当協会を通じて盲導犬の育成をはじめとした視覚障害者の支援を行っています。1940年にハワイで設立されたデイベンロイエンタープライズを前身とし、1960年に創業。今では日本全国に約650拠点をもち、グループ約6,800人の従業員で事業を推進しています。
同社の社会貢献活動は当初、自然保護団体のみが対象でした。ほかに何かできないかと考えていたところ、当時の担当者が映画『盲導犬クイールの一生』を鑑賞、さらに通勤電車で盲導犬ユーザーの姿を見て感銘を受け、視覚障害への関心を高めていきました。協会が視覚障害リハビリテーションにも力を入れている点に注目して「盲導犬育成だけでなく大きな意味で視覚障害者のサポートを行っている」と深く共感。街頭での募金活動、商業施設や小学校での理解促進活動など、協会職員が真摯に取り組む姿を実際に見てその思いに触れ、協会への支援開始に至りました。
サニクリーンの支援活動はさまざまな場面で当協会の大きな支えとなっています。同社は2006年から協会の法人賛助会員を継続、事業拠点への募金箱設置など資金面の支援のほか、協会主催の盲導犬育成チャリティゴルフ大会時や各種イベント出展の際には、来場者誘導などのボランティアも行っています。
また、10年ほど前からは、同社サイト『未来応援プロジェクト サニエール』やSNS上で当協会の活動を紹介しています。担当者が協会の各訓練センターや東京事務所を訪問。盲導犬育成やケアの現場をはじめ、盲導犬とユーザーの新生活への節目である「出発式」、子供たちを訪問する「盲導犬小中学校キャラバン」なども取材し、記事掲載は11回に及びました。取材を続けるなか、協会のユーザーでパラトライアスロン選手の中澤隆さんに話を聞いた担当者は「外見からは視覚障害があることを理解されにくい状況でも、謙虚に冷静に前向きに歩む姿勢が印象的で、支援への思いを強めました」
担当者は「今後は、弊社が築いてきたつながりを活かし、人々の心が豊かになるような支援を展開していきたい」と話します。各地で地域に根ざした事業展開を行う同社は、視覚障害者支援でも地域ごとに独自の活動があり、たとえば、山陰山陽地域を活動エリアとするサニクリーン中国では、社員自ら取引先にラブラドール募金箱の設置をお願いする活動に取り組んでいます。創業から65年、グループ全体で積み上げてきた地域ネットワークを活かし、サニクリーンは社会貢献活動でも大きな支援の輪をつくっていく意向です。「慈善活動をしたいと考えている社員は多いと思う。そういう思いをもった社員が関わりやすいような支援機会を創出しよう、と始めたことなので全力で続けていきたいです」
さらに「視覚障害者支援を力強く進める協会の活動に関わることができてうれしい。これからはボランティア活動にもっと多くの社員が参加できるようにと考えています。支援をする側とされる側の垣根を取り払い、理想とする社会を一緒に目指したい」と未来を語ってくださいました。