【スマイルワン仙台】パピーウォーカー&キャリアチェンジ犬飼育ボランティア大募集!

2023年 6月 14日

ニュース

現在、スマイルワン仙台では、

パピーウォーカーとキャリアチェンジ犬飼育ボランティアを募集しています。 

「パピーウォーカー」とは…

盲導犬候補犬の子犬を生後2か月齢から1歳前後までの約10か月間、家族の一員として迎え、当協会と一緒に育成してくださるご家族のことです。

(申込対象地域:東北6県と新潟県 ※条件あり)

パピー写真

▶詳しくは【こちら】よりご確認ください。 

「キャリアチェンジ犬飼育ボランティア」とは…

身体的に懸念がある犬や、訓練を行ったが稟性的(性格)に盲導犬に向かないと判断した盲導犬候補犬は、別の進路を歩むことからキャリアチェンジ犬と呼びます。

こちらのキャリアチェンジ犬を家族の一員として迎えていただけるご家族がキャリアチェンジ犬飼育ボランティアです。

(申込対象地域:東北6県と新潟県)

▶詳しくは【こちら】よりご確認ください。

「ボランティアLIFE」パピーウォーカー吉田さん一家をご紹介

一緒に過ごす時間「すべてが思い出」メイジーのペースで楽しみたい

これまでの犬との暮らしで沢山の幸せをもらってきたという吉田さん一家が、愛犬たちへの恩返しにと辿りついたのが犬舎ボランティアとパピーウォーカー(以下、PW)でした。

1頭目パピーのダリアの時は、苦手を一つでも多く克服させてあげたくて必死でした。でも、預かり期間10か月間が半分を過ぎた頃から「楽しい思い出をたくさん作りたい」と思い始め、気持ちが楽になったと言います。「桜も、紅葉も、ダリアと一緒に見られるのは今年きり」との薫さんの言葉に、伸一さんもダリアと一緒に過ごす時間をもっと大切にしたいと考えるように。今この時「すべてが思い出」になるとダリアから教わりました。

パピーウォーキング修了式を終えると、ダリアに会えない寂しさがどんどん募りました。もうパピーを預かるのは難しいとさえ感じていた吉田さん一家でしたが、協会からの依頼で引退犬を一時的に預かることに。引退犬は毛並みがきれいで表情も穏やかで、かつての盲導犬ユーザーから大切にされていたことがひと目でわかったと薫さんは振り返ります。預かり期間を終えて協会へ連れて行くと、ユーザーが用意したという新しい首輪が付けられました。「それがよく似合い、ほんとに可愛くて。ユーザーさんの深い愛情を感じました」。自分たちにできる恩返しをしたいと始めたボランティア活動がたしかに誰かにつながっている。薫さんは「盲導犬を必要としている人がいる、いつまでも泣いていられない」と再びPWに挑戦することを決めました。

今は2頭目のメイジーと暮らしています。母犬がダリアと同じですが性格はまったく違います。人が大好きで物怖じしないダリアに対し、メイジーはよく観察し考えてから動く性格で1歩踏み出すまで時間がかかります。人と会う機会や外を楽しむ時間を5分でも10分でも作ろうとカートに乗せて日に何度も連れ出しましたが、それでも歩かず座り込んでしまうメイジー。リードの長さの分だけ薫さんが歩いては「カム」と呼び、来たらほめる!を根気強く繰り返し、少しずつ歩く距離が延びていきました。メイジーのペースを大切にするよう心がけたと言います。

伸一さんが「妻は観察が丁寧で関わりも上手、がんばってます」と話せば、薫さんは「がんばってるのはパピーでしょ」と笑います。「盲導犬を待っている人のため、そして何よりメイジー自身が将来幸せに楽しく暮らしていくために、私たちにできることはなんでもしたい」。ダリアに教わった「すべてが思い出」が吉田さん一家の合言葉です。

吉田さん一家と1頭目パピーのダリア

1頭目パピーのダリアの花言葉は「豊かな愛情」。

いつまでもたくさんの笑顔と愛情の中で過ごせますように。

吉田さん一家の2頭目パピーのメイジー

2頭目のメイジーの名は真珠に由来します。真珠の宝石言葉は「心を癒やす、守る」。

名前のとおり家族の癒やしです。

お問い合わせは、下記の仙台訓練センターまでお電話ください。

(TEL)022-226-3910