「盲導犬受け入れ拒否」52%のユーザーが経験~初の全国規模調査を実施しました

2020年 3月 24日

ニュース

盲導犬の受け入れについて、認定NPO法人全国盲導犬施設連合会に加盟している盲導犬育成8団体のユーザーを対象に、全国規模で初となる一斉アンケート調査が行われました。

盲導犬受け入れ全国調査イメージ写真

不特定多数の人が利用する施設(スーパー、レストラン、交通機関、医療機関、ホテルなど)や公的施設(市民ホール、公立図書館、役所など)で、2019年1月からの1年間で、
盲導犬同伴で受け入れを拒否されることがあったか、拒否されたならその場所はどこだったのか、などについて聞きました。
回答のあった643人のうち、昨年1年間で拒否を経験した人は336人(52%)に及び、
いまだ法律の浸透や視覚障害者への理解が進んでいない実態があきらかになりました。

「盲導犬受け入れ全国調査」報告書が公開されましたので
ぜひご一読ください。

今後東京五輪・パラリンピックが予定され、海外からの補助犬ユーザーの来日も予想されます。
障害者権利条約の批准国として、障害者に向き合う姿勢が問われます。
「障害者差別解消法」や「身体障害者補助犬法」など法律の周知が進み、
視覚障害や盲導犬への理解が深まるよう、協会では普及啓発活動により一層力を入れていきたいと思います。