「ワン!ぱくっ子サマースクール in 仙台」 開催レポート
どのような内容なのか、イベントの実際のイメージが伝わるよう、過去に実施したイベントの様子をリポート形式で紹介します。
概要
開催場所
参加者
1日目
13時00分〜開会式
オリエンテーションでは、参加者と協会職員が一人ずつ自己紹介を行いました。初対面の人を前に緊張して話せず、同行した母親に代わりに挨拶をしてもらう子供もいました。しかし、最終日にはみんなの前でしっかりと感想を述べるなど、子供たちは著しい成長を見せました。


15時00分〜犬のブラッシング体験
参加した障害児6人が2チームに分かれ、犬のブラッシングを体験。ブラッシングをして、犬の抜けた毛の量が多いチームが勝利というゲーム対抗戦を行いました。まずは、6頭の中から1頭を選定するところから勝負スタート。「おとなしい犬はブラッシングしやすい」と黒色のラブラドール・レトリーバーを選択したチームと、「犬くさんの毛が抜けるのは、毛の長いゴールデン・レトリーバーだ」とそれぞれ確測し、犬を選びました。犬が苦手で怖れるのが怖い子供もいましたが、職員にアドバイスをもらいながらチームメイトでブラッシング方法の指示や意見を出すなど、チームみんなで協力し合いながら対決に参加、盛り上がりました。


18時30分〜夕食・入浴・就寝
2日目
6時15分〜朝食
みんな元気いっぱい出発!
6時30分〜SUP(サップ)体験
今まで、専用のボードに乗って河川を流れる水上を楽しむアクティビティ「SUP(サップ)」にもチャレンジ。初めての体験に大喜びの子供たちが水際へ。慣れて大海原へ。湖の気分を味わいながら、体いっぱいで楽しんでいました。立ちながら、バランスをとりながらロングボードに乗って水上に上がることまで、波に揺られながらSUPゲームに仕上がった、楽しい思い出にした様子を見られました。


13時30分〜昼食/昼食後、親同士の交流会
「ワン!ぱくっこサマースクール」は、視覚障害児だけでなく、その家族同士の交流も目的のひとつです。「全盲」や「弱視」の我が子の状況や支援方法などについて話し合える場を提供することを目的としています。コロナウイルス感染症の状況次第でなるべく緊密な「マスクなしで食べられる場」を提供しています。今年は、親御さんが数名のグループに分かれ、職員も加わった上で、我が子たちの日々の姿について語り合いました。
16時30分〜白杖・盲導犬歩行体験
初めて白杖歩行を体験した子供は、自分でできることが増えるという視覚障害者の可能性に気付き、感動していました。斜め横断や自由に曲がりながら、自転車が来る道路を横断することなどを学習できるそうで、みんなで素直に歩行の練習をしました。盲導犬と一緒に歩く体験では、犬と人が信頼し合うことが大切だということを実感できました。




18時30分〜夕食
19時30分〜花火
花火を実施しながら、みんなにとって忘れられないひと時となりました。活躍に大きな花火を体験。感激することができた夜は、花火が唯一の楽しみの実と皆ともに、真に大きく盛り上がりました。子供たちから手を取り合って楽しむことができ、また、花火を通じてお互いのことをより深く知ることができました。子供たちが花火を楽しみながら、ひとりひとりの絆を深め合うことができました。




20時30分〜入浴・就寝
3日目
7時00分〜野菜収穫体験
仙台訓練センター近くの畑に行き、みんなで野菜収穫を体験。毎年恒例のプログラムです。野菜がどんな場所に育っているのか、ハサミを用いて実った野菜を収穫する方法など、職員が手引きしながら教えていました。子供たちは、野菜の種・葉などの大きさや形、においなど感じ取っていました。また収穫した野菜は、この日の昼食で食べました。子供たちは「おいしかった」と言って、食べられなかった野菜をうれしそうに持って帰っていました。


8時00分〜朝食
9時30分〜お菓子(クッキー)づくり
昨年は過去全員での参加も受け付けていましたが、今年度は障害児1人につき家族1人のみとしました。参加できなかった家族へのお土産にココアクッキーを作り、プレゼント用ラッピングにも挑戦。
ココアクッキーは、一工程ずつ作業を説明しながら作っていき、参加した家族全員が上手に仕上げることができました。トレイ(おぼん)の上で作業をすれば、小麦粉や砂糖がこぼれても範囲できる、素晴らしいやすいなどのアドバイスも受け、子供たちは「家でも作ってみたい」「お父さんに食べて欲しい」と夢を膨らませていました。


12時30分〜閉会式・解散
初めて白杖歩行を体験した子供は、白杖を使うことで障害物の高さなどが分かるのだと、便利さを実感していました。斜継続に当日が長くなり、白杖歩行を練習しようと思える子供たちでした。みんなで一緒に楽しく体験をすることで、自立心を育み、新たな移行手段のひとつとして考える大きなきっかけにつながります。また犬が怖くて触ることができなかった子供も、歩行体験では犬と一緒に歩くことができ、喜びを実感できていました。
参加した子供たちの声
1か月やりたいくらい楽しかった
盲導犬ともっといろいろなことをやってみたかった。犬のお世話をする方法などもっと知りたい
妹やお父さんにもアイマスクで盲導犬体験して欲しい。見えない強さをいろんな人に知ってほしい

また後日、「ワン!ぱくっ子サマースクール」での思い出をポスターに描いてくれた子供もいました。
ご家族の声
普段は友達から教えてもらったり手伝ってもらうことが多いですが、今回は(自分から)教えてあげたい!手伝いたい!と積極的な子供の姿が見れてうれしかった
親と離れて過ごす経験は、子供にとって精神的にも強くなるのだと感じた
視覚障害者は、世の中の当たり前の存在であるものの、なかなか理解が得られず、親としてどのようにしたらいいのか悩む日々だった。こんなにも愛情を注いでくれる人たちがいることを知り、子供の将来がより楽しみになった
