そうだったのか!盲導犬 第三回

一頭一頭の犬たちと日々真剣に向き合う訓練士たち!
その現場に密着し、真剣な表情を紹介します。
「へぇ〜、そうだったのか!」と思わず言ってしまうようなはみだし情報もお楽しみに!
第三回 「指示を無視しても褒められる訓練!? 〜 神奈川訓練センター 〜 」
さて、訓練士のランチタイムと犬舎をのぞいた後は、午後のトラフィック訓練へ密着!
トラフィック訓練とは…
車、バイク、自転車を見て止まる訓練です。これは、盲導犬ユーザー自身が周りの音や様子から安全を確認していても、近付いてくる車に気付く事が出来なかった万が一の場合を想定して行う訓練です。
車の運転1人、安全確認1人、訓練1人の3人ひと組で行うのが基本です。まずはどんな手順で行うのか、誰がどの役割をするのか相談します。

安全な訓練を行うために、それぞれの役割をきちんと確認
実際にあるシチュエーションを想定して、接近してくる車への正しい行動を教える大事な訓練です。
今日はこんな状況設定です。
1 車が駐車場から出てくるなど、車が歩道を横切る場合
2 車道を横断する際に、車が接近してきた場合駐車場から急に車が歩道に出てくる。
こんなことはよくありますね。車の手前で止まり、訓練士に「Go」と言われても動きません。

車の接近を察知して止まる
横断歩道を渡ろうとして止まっている時に、車が接近してきた時は、渡らずにその場で待ちます。

まわりに他の歩行者や車がいないか、安全確認も欠かせない
横断歩道歩行中、車が接近してきた時は進まずに止まります。

実際にあることを想定し、様々なシチュエーションでの訓練
判断の難しいケースですが、この訓練では、安全な歩行をするために訓練士に「Go」と言われても歩き出さず、車が行きすぎるまで止まって安全を確保することも教えます。そしてもちろん出来たらGoodは忘れません。

どんな訓練にもグッドは欠かせない
近づく車の音に早くから反応して止まる犬もいれば、まったく動じない犬もいます。訓練士はそれぞれの犬の車や自転車などへの反応や性格を観察します。そして、実際に近いシチュエーションで車を接近させ、この動いているものは危険なものなんだよと教えます。

車をきちんと確認し、危険なものであることを教えます
そして車が去ることを確認して「Go」で犬は歩き出します。
訓練士がそれぞれの犬を分析し、それぞれに合った訓練方法を見つけ、車や自転車などが近寄ってきた時は止まる、こういう経験をひとつひとつ積むことが大切になるんですね。犬たちには、信号の色や意味は分かりませんが、目で見て車の接近に気付くことはできます。ユーザーが耳で車の音や歩行者の音を判断し、犬との共同作業で、初めて安全な歩行が実現します。
ユーザーの安全のため、ひとつも手を抜かない訓練士の姿を、これからもみなさんへお伝えしていきます!訓練士のみなさん、一日おつかれさまでした。

みんな笑顔で今日の訓練は終了!

日差しが強くなってくるこの時期、女性訓練士に欠かせないものと言えば!日焼け止め、帽子、サングラス、手袋、スカーフ。全身フル装備で気合いが入ります。「目に日差しが入って、メラニンが生成されてシミになるんだって。サングラスが重要なんだよ!」新人訓練士には、先輩訓練士のこんなアドバイスも。

訓練士だって女の子なんです
