そうだったのか!盲導犬 第二回

一頭一頭の犬たちと日々真剣に向き合う訓練士たち!
その現場に密着し、真剣な表情を紹介します。
「へぇ〜、そうだったのか!」と思わず言ってしまうようなはみだし情報もお楽しみに!
第二回 「ランチタイムも訓練中? 〜 神奈川訓練センター 〜 」
みなさんこんにちは。前回はバスの乗降訓練の様子を紹介しました。今回は神奈川訓練センターの訓練士のランチタイムと犬舎の様子をお伝えします。
午前中の訓練が終わり、訓練士たちはこの日外のベンチに陣取り、犬たちの側でランチをとっていました。訓練センターではこうした風景をよく見かけます。中庭にいた訓練士に話を聞いてみました。
訓練士学校を卒業し、今年4月から訓練士として活躍する平さん(左)と山中さん(右)。二人によれば、盲導犬は歩行以外にも人が求める時にきちんと待機できることが大事なので、人が離れていてもきちんと待てるか、どのくらいの時間待てるか、わざと人の多い場所で待たせた時の犬の反応はどうか、人が食べている時に興味をもたないかなど犬の様子を観察することが大切な訓練だといいます。

ランチの時間も、訓練士には大事な観察の時間
ここで少しふたりの紹介を。平さんは、障害のある方もそうでない方も区別なく過ごせる社会になることを強く願い、山中さんは大学で生物学の研究をしていましたが、研究だけでは分からない、人と動物の絆を感じられる仕事がしたいと思い盲導犬の訓練士学校へ入学しました。ふたりとも今年3月に訓練士学校を卒業し、4月からは訓練士として毎日犬と向き合っています。まだまだ自分の技術が足りないともどかしい思いを感じながらも、訓練士として採用してもらった期待に応えなければと日々犬を観察し、訓練することを繰り返しています。盲導犬ユーザーからたよりにされる訓練士になってくれること、期待していますよ!
さて、訓練士がお昼の間に犬舎をのぞいてみると、通路のドアを外してます。「夏の間、風が通りやすくするために毎年はずすんですよ。それぞれの犬室の外には直接陽が入らないようにするネットもありますよ。」

ネットで日差しをカット。涼しい風が通ります
犬舎には冷房の変わりにミストで涼しくなる設備があり、スタッフも、冷暖房を使わず犬たちが健康的な生活を送れるように様々な工夫をしています。今年はゴーヤのグリーンカーテンも作っていました。

ゴーヤのグリーンカーテンで快適に
そう言えば、常時70〜80頭もいる沢山の訓練犬、正直覚えられるか自信ないですが、見分けがつくんでしょうか。おそるおそる聞いてみました。一頭一頭覚えてるんですか?「だいたい覚えてますよ」どうやって!?体の大きさや、耳の位置、鼻や目の色、毛の長さや質感などそれぞれの特徴で分かるようになるそうです。

特徴のちがいが見つけられますか?

さすが、日々訓練犬たちをよく観察しているからですね。犬舎ボランティアの方など、誰でも判別出来るように念には念を入れて色違いのマニキュアを、頭、背中、耳などにつけてきちんと管理もしています。

快適にすごしてます。ボランティアのみなさんありがとうございます!
「午後はトラフィック訓練に行きますよ!」トラフィック訓練とはどんな訓練!?答えは次回に。お楽しみに!

犬舎には、訓練には絶対必要なものが。ずらっと並ぶ訓練用のハーネス!犬の大きさ、訓練士の身長などによって、色々なハーネスのサイズや持ち手の長さがあります。レザーのカバンなどを作る会社で、ひとつひとつ丁寧に作ってもらっています。

盲導犬のシンボル、ハーネスが並ぶ
