障害者差別解消法施行から5年 盲導犬ユーザー受け入れ拒否の実態報告~コロナ感染理由の拒否も

2021年 5月 16日

メディア

障害者差別解消法施行(2016年)から5年がたった今、視覚障害者に対する社会の理解は進んだのか?その実態を把握するために、公益財団法人日本盲導犬協会(井上幸彦理事長)は、盲導犬ユーザーから相談が寄せられた盲導犬同伴による受け入れ拒否への対応事例を毎年集計、公開しています。2020年度の集計では、コロナ禍で外出機会が減る中、
解決が難しく協会が対応した事例が34件ありました。さらに盲導犬ユーザーへの聞き取り調査からは、コロナ感染を理由とする拒否が発生していることもわかってきました。

写真①飲食店での犬の様子(大沢さん)2

こうした状況を多くの方へ伝えることにより、誰もが暮らしやすい社会へ向け、盲導犬や視覚障害に対するより一層の理解と法の周知を徹底したいと考えます。

盲導犬ユーザー受け入れ拒否の実態【リリース文・資料】



報告書には、拒否の場所や理由などの内訳、コロナ感染を理由に受け入れ拒否を受けるのでは、といった不安の他、コロナ禍でのユーザーの困りごともまとめています。
詳細は上記のリンクからご覧ください。

また、協会が現在実施しているオンラインでの受け入れセミナーに関する情報も紹介しています。
詳細を下記URLでチェックしてみてください。
https://www.moudouken.net/news/article/page_897.php


「障害者差別解消法」や「身体障害者補助犬法」など法律の周知が進み、視覚障害や盲導犬への理解が深まるよう、協会では普及推進活動により一層力を入れていきたいと思います。