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家族で募金活動に参加することで
盲導犬のことを多くの人に知ってもらいたいと
強い思いを持っています。
PR犬と訓練犬の写真は一圓さん一家の宝物
街頭での募金活動に仲良く参加する家族の姿があります。一圓さん一家は芳浩さん、麻貴絵さん、そして中学生の優香さんの家族3人で街頭募金でのイベントボランティアをしています。犬好きだった一圓さん夫妻は、15年ほど前に玉川高島屋で行われたイベントで盲導犬候補のパピーと触れ合いました。しかし、芳浩さんにはアレルギーがあって犬の飼育は出来ませんでした。それでも犬に関わる何かをしたいと協会の賛助会員に登録、育成事業を応援してきました。2年前からは街頭募金ボランティアにも参加するようになりました。
年に数回参加するイベントが一圓さん一家の活動の場です。「PR犬マニア」と笑って話す芳浩さんは、毎回出会うPR犬や訓練犬の写真を大切にクリッピングしています。犬ごとに性格が異なりそれぞれに特徴があるのが面白く、もっと多くの犬たちに会いたいとイベントへの参加を楽しみにしています。優香さんは小学校の卒業文集では「盲導犬訓練士になりたい」と書きました。中学ではクラブ活動があるため忙しくなりましたが、社会のために少しでも役に立ちたい、と両親と一緒に募金活動に参加します。
募金活動で訓練犬と一緒に記念写真を撮る優香さん
3人で参加する募金活動では、「娘の募金箱に一番募金が集まる、次いで妻、私の順」とほほ笑む芳浩さん。「きっかけは犬からですが、この活動が家族の絆を強くしてくれている」。家族で募金活動に参加する意義を実感しています。「1つの事に家族で取り組むことで、募金のことやPR犬、盲導犬のことなど食卓を囲んでの会話も弾みます」。盲導犬や視覚障害のこと、さらに補助犬についての情報を調べてるまでに関心が高まっています。
芳浩さんの周囲でもまだ盲導犬に対して誤解している人、知らない人が多く、とても残念、と言います。盲導犬ファンとしては、少しでも多くの人に知ってもらい、触れてもらい、今まで以上に応援の裾野を広げたい。その一助を担うため、「ボランティア活動や盲導犬のイベントに積極的に参加し、何より盲導犬育成事業への応援を継続していきたい」と熱く語る眼差しには、“犬好き”だけでは語り尽くせない心強さを感じます。