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身の丈にあった社会貢献・人間と犬との共生を目指して
仙台蒲鉾協同組合の理事長も勤める(株)阿部蒲鉾店会長の阿部秀一さんは、幼いころから仙台の街を見つめて育ってきました。「自身の会社」だけではなく、「仙台市の市民と支えあい、共に発展して行くことがモットー」です。
7年前、盲導犬を育成する訓練センターが仙台に出来たことを知り、地域貢献・社会貢献に一役買えればと募金箱の設置を始めたのが、当協会とのお付き合いのきっかけでした。
銘産品イコール地場産業であるとの考えから、仙台市内と観光地松島に各2店舗の堅実展開です。製造工程の見学や、手作り体験などそれぞれに工夫があり、楽しく買い物が出来ます。
仙台駅から西へ延びるアーケード街に位置する仙台中央店。そこは大きなガラス張りの店舗で、中央レジにある募金箱の盲導犬がこちらを見つめます。笹かまぼこは贈答品としてだけではなく、仙台の家庭では気軽に食卓に乗るお馴染の一品です。今夜のおかずにと買い求める主婦が「いつ盲導犬の世話になるか・・・今から頼んでおくから・・・」と気軽に募金をしてくださる姿があります。
仙台訓練センターでは目が不自由でも普通の生活が楽しみたい、との思いに応える短期リハビリテーション事業をおこなっています。その中に阿部蒲鉾店での蒲鉾体験があります。
城下町の面影と、藩政時代の豪商の粋を残した阿部蒲鉾店自慢の「笹生(ささぶ)の里」。その2階で、木型に魚のすり身を整え、竹串を刺し、こんがり焼ければ香ばしいにおいが立ち込めます。教え方が上手いので、失敗はありません、とリハ課の職員も満足。もちろん味も・・・。
参加者に大好評の蒲鉾体験は阿部蒲鉾店のご協力で、どうやら短期リハビリテーションの定番講習になったようです。
阿部蒲鉾店総務部の佐藤武部長は、「人の心の安らぐ場所を目指す≪阿部蒲鉾店」へ、ぜひお越しください・・・そして東北の目の見えない、見えにくい方に1日でも早く盲導犬が行き渡りますよう、募金もよろしくお願いします」と呼びかけて下さいました。