暮らしの中でどんなことにお困りですか?
リハビリテーションに参加される皆様から、よくご質問を受ける内容をまとめてみました。
あなたは、どんなことでお困りですか?
視覚障害リハビリテーションでは、どんな小さな疑問でもお気軽にご相談いただけます。
普段疑問に思っていること、悩んでいること、今さらこんなこと聞けない、というようなことでも、どうぞ遠慮なくご相談ください。
よくある質問と解決法
- 虫眼鏡を持っていますが、もっと見やすいものはないでしょうか。
- 近所で購入できる虫眼鏡はレンズの倍率が高くないものが多いようです。実は虫眼鏡(ルーペ)にはさまざまな形、倍率があります。また、電気がつくものや手に持たずに使用できるものもあります。ルーペは専門店で販売されていますが、わからない場合は眼科医や視能訓練士、眼鏡店の専門員に相談してください。
また、見たいものというのは人それぞれですから、自分にとって見やすくて使用しやすいものを購入してください。そのためには必ず購入前に試してみましょう。
- まぶしくて困っています。どうしたらいいでしょうか。
- 眩しさに有効な遮光眼鏡があります。これは身体障害者手帳を持っている方であれば、日常生活用具として申請することができます。まぶしさの度合いは人それぞれで、また遮光眼鏡の色も様々ありますので、天気のいい日に試す必要があります。まずは現在かかっている眼科でご相談ください。
遮光眼鏡以外の方法としては、つばのある帽子をかぶったり、日傘をさすという方法も効果的です。また日差しの強い時間帯は外出を避けるなどの対応をしている方もいるようです。
- 紙幣の判別はどうやるのですか?
- 紙幣には触って区別がつくように浮き出しがついています。

また大きさも違います。
一万円札が一番横幅が長く、千円札が一番短いです。比べてみてください。また色で判断したり、千円札と二千円札は光るシールが付いていないので、そのシールを参考にする方もいるようです。
- 白杖がないと訓練を受けることができませんか。
- リハビリテーション訓練を実施するときには、自分の道具がなくても訓練を受講することは可能です。白杖やパソコンは必要に応じて提供して訓練をすることができます。もちろんご自分で用意いただいても問題ありませんが、どんなものが自分にあっているのかわからないときは訓練を受けてから購入するという方がいいかもしれません。
- 身体障害者手帳ってなんですか。
- 障害をお持ちであることを証明する手帳です。視覚障害は1級~6級までの等級があり、数字が小さいほうが重度になります。この手帳を所持していることで福祉用具の交付、医療費の助成制度などを利用できます。手帳は居住地域の役所福祉窓口に申請することで取得可能ですが、所定の申請書と医師の診断書が必要となります。詳しくは福祉担当窓口へ直接お尋ねください。