パソコンのショートカットキー覚えかた
画面読み上げソフトを使っていてもいなくても、キーボードで一発で操作ができる「ショートカットキー」というのはとても便利なものです。しかし、ショートカットキーには大きな弱点があり、メニューから選ぶのとは違って、忘れてしまったり、間違えてとなりのキーを押してしまったりすると、「ハイそれまでよ」なことが多いのです。
もちろん、やり直しのショートカットキーもありますけれど…。
なので、ショートカットキーばかりを使うことはあまりお勧めしません。基本的には、キーボードで操作する場合はオルトキーからメニューを出し、カーソル(矢印)キーで選択し、エンターキーで決定するという方法が安全確実と言えるかもしれません。
でもそんなこと言っても、よく使う手続きや、すばやく操作をしたいならショートカットキーがお役に立つことでしょう。おもに英語の頭文字というパターンが多いのですが、少しでも覚えやすく忘れにくくするよう、今回はこんな覚えかたもありますよというのをご紹介いたします。ちなみにこれから出てくる操作は、ウィンドウズパソコンで有効なものです。事前に「範囲指定(シフトキーを押しながらカーソルキー)」が必要なものがあります。
なお以下の覚え方は、今までの訓練場面で生まれてきたものや、私が思いついたり、人から聞いたものです。覚え方は様々ですから、あくまで参考という気持ちで読んでくださいね。
【コピー】
コントロールキーを押しながら C
これはコピーの英語のつづり、Copy の頭文字ですね。
【切り取り】
コントロールキーを押しながら X
Xは何の形に似ていますか?そう、ハサミです。切り取りですから、ハサミでチョキチョキと切り取ってしまいましょう。
【貼りつけ】
コントロールキーを押しながら V
Vはロウトの形に似ていますね。コピー・切りとりしたものをロウトからざーっと流し込んで貼りつけるイメージで覚えましょう。
【文字の右寄せ】
コントロールキーを押しながら R
これは右を意味する英語 Right の頭文字。
【文字の左寄せ】
コントロールキーを押しながら L
これは左を意味する英語 Left の頭文字。
【文字の中央ぞろえ】
コントロールキーを押しながら E
英語で中央と言えばCenter。ですがCはすでにコピーに取られてしまっています。しかたがないので2番目の文字Eになりました。一説には、Eをパタンと横に倒すと左右対称になるからというのもあります。
【太字にする】
コントロールキーを押しながら B
Bという形は横から見たふとっちょさんのおなかのような三段腹ならぬ二段腹。文字を太らせたい時に使います。
【直前の操作を取り消す(元に戻す)】
コントロールキーを押しながら Z
Zと大きく書いてみましょう。ジグザグと行きつ戻りつ、やり直し。
直前の操作を繰り返す…コントロールキーを押しながら Y
一度やってみたら楽しかった。ワーイもう一度、というわけでYを使います。
置換…コントロールキーを押しながら H
これは言わずもがなですね。満員電車などで出没するチカン=エッチ、ということです。
いかがでしたでしょうか。
こじつけでも理由をつけると覚えやすくなることってありますよね。歴史の語呂合わせみたいに。自分で何か当てはめてみるのも楽しいですよ!もしもこんなのあるというかたがいらっしゃいましたら是非リハビリテーション事業部までメールをお寄せください。