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第9期パピープロジェクトが始まったのは2017年3月13日のこと。
そこから、早くも10か月を迎えた2018年1月22日。
6頭のパピーと23人の訓練生が、島根あさひ社会復帰促進センターで
修了式の日を迎えました。
式ではまず、同センター久野正道センター長から
「命を育むことの貴さや他社と協力することの大切さや大変さなど、
多くのことを学び、社会で生きていく上で大切な多くのものを
身に付けたとことと思います」と挨拶がありました。
続いて島根あさひ訓練センターの横田センター長より、訓練生一人ひとりに修了証書を手渡します。
10か月の間、寝食を共にして同じ時を過ごした訓練生とパピー達。
委託されたばかりの頃はパピーに振り回されてばかりだった訓練生が、
今は自信を持ってリードを引いてパピーと一緒に歩きながら、
人も犬も堂々とした姿勢で修了証書を受け取っていました。
横できちんと座って待つことが出来るようにまで成長したパピーの姿に、
式中にも訓練生は思わず笑顔をこぼしながら、小さな声で「グッドだよ」
と褒めていました。
訓練生代表のあいさつでは「運動会でデモンストレーションを披露するために
皆が一致団結し取り組んだことが心に残っています。価値観の違う相手を尊重し、
譲り合い、協調性を持つことの大切さを学ぶことができました。パピーたちの幸せを心から願っています」とプログラムを終えての心境が述べられました。
式終了後、いよいよ最後のお別れです。愛おしそうに頭をなでる方、
「頑張ってこい、幸せになるんだぞ」とエールを送る方、そしていつものように
膝のうえに抱かれ、眠たそうに安心した表情を見せるパピーの姿もありました。
今回参加された訓練生、社会復帰促進センター担当者の皆様、
そしてウィークエンドパピーウォーカーの皆様のあたたかいご協力のもと
無事第9期を終えることができ、本当にありがとうございました。
皆さんからのたくさんの愛情を身体いっぱいに受け大きく育った6頭の新たな一歩を
今後も応援してください。