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3月13日 島根あさひ社会復帰促進センターで訓練生(受刑者)がパピーを育成する「盲導犬パピー育成プログラム」の第9期の委託式が行われました。
今回は34名の訓練生が6班に分かれ、およそ10か月間にわたり、パピーと寝食を共にしながら、信頼関係を築いていきます。
この日、まだ幼い生後3ヶ月半のパピー6頭が当協会の吉川常勤理事の手から
各班の代表6名に手渡されました。
各班に子犬を委託した吉川理事は
「将来盲導犬になるうえで、とても大切な時期を皆さんにお任せします。
皆さんが犬を信頼し、犬も皆さんを信頼できるよう犬と対等な
コミュニケーションを心がけてください」と挨拶しました。
訓練生はまだ抱き方もぎこちなく必死な様子でしたが、
パピーを見つめる眼差しは暖かさであふれていました。
40代の訓練生は
「パピーを育成することで社会に対して少しでも償いができればと思います。
意志が伝わりにくい子犬との生活を通じ、忍耐力や協調性を養い、
自分自身も一緒に成長したいです」と抱負を語りました。
いよいよこの日からパピーと訓練生の生活がスタートしました。
最初は初めて尽くしで不安な気持ちは訓練生もパピーも一緒。
それが10ヶ月後に修了する頃には訓練生にはやって良かったと思ってもらい、
パピーたちは笑顔でその日を迎えられるように、私たちも見守っていきます。