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訓練生の社会復帰のための教育プログラムとして実施している「盲導犬パピー育成プログラム」では、8期目となる今回は生後4か月のパピーを訓練生33名が6班に分かれ、6頭のパピーを育成しました。
日常生活を共にして、食事や排泄のしつけ、遊びの中でしっかり褒めることなど
およそ10か月にわたり愛情をこめてパピー達を育てていただきました。
式では当協会の井上幸彦理事長より、修了証書が訓練生一人ひとりに手渡されそしてその後、各班の班長から井上理事長へパピーが引き渡されました。
訓練生代表の挨拶では、
「パピーを教え導くつもりが、私たちが教えられ、気づかされることが多くありました。『信頼する』『役に立つ』『達成する』。これら3つの喜びを日々感じることで心が豊かになり、未来につながる貴重な財産になりました」と、この10か月間の思いを込めた言葉が印象的でした。
パピー達は訓練生との別れが分かっているのかいないのか
式の最中、訓練生の足元で大人しく待っていました。
式終了後、最後のお別れです。
各班にもう一度パピー達が戻り、触れ合います。
いつものように、パピーは訓練生に抱っこされて喜んだり、じゃれついたりします。
そんないつもと変わらないパピー達の様子に、訓練生は思わず涙ぐみます。しかしパピーが式場から出ていく時には、訓練生はその新たな出発を温かい表情で見送っていました。
訓練生、そして週末にパピーたちを家庭に迎えてくださったウィークエンド・パピーウォーカーからの大切なバトンを引き継ぎ、いよいよこれから訓練センターでの新たな生活がスタートします。どうぞ引き続きパピー達に温かなエールを送ってください。