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こんにちは。
いよいよ第13期パピープロジェクト便り最後の更新です。
7月4日(月)に島根あさひ社会復帰促進センターで執り行われた修了式の様子をお届けします。
開式の挨拶の後、島根あさひ社会復帰促進センター 谷本センター長の式辞では、
「パピーたちは、訓練生とウィークエンドパピーウォーカー(以下、WPWと記述)が愛情をこめてお世話し、すくすくと立派に育った。このプログラムの受講中、様々な困難に突き当たったと思うが、多くの視覚障害者が盲導犬との生活を待ち望んでいるということを忘れることなく責任を全うした結果、命を育むことの貴さや他者と協力することの大切さ、大変さを学び、社会で生きていく上でも重要な多くのものを身に着けたことと思う。実際に、このプログラムを受講する前と今では自身の変化を感じている訓練生も多いのではないか。この第13期のパピーたちが活躍してくれることを願っているとともに、訓練生もこのプログラムを通じて養ってきたことを今後の生活に活かしてもらいたい」と述べられました。
修了証書の授与後は、訓練生代表より挨拶。
「約8か月間、一緒に過ごしてきたパピーたちとも今日でお別れとなる。初めてパピーと出会い、素直に感じたことは、とても可愛く自然と笑顔になり優しい気持ちになった。一方で、接し方や命を預かる不安も感じていた。パピーも同じように初めての人や環境に不安だったと思う。パピーたちの不安を取り除くべく、班で協力し合い、パピーが『楽しい』『嬉しい』と思えるように笑顔で接した。今では、名前を呼べば尻尾を振り、表情も穏やかになった。一緒に生活をする中で、夜中(パピーが)寝返りをするたびに目が覚めたり、何でも口に入れようとしたり、お漏らしをしてしまったり…。皆が積極的に世話をし、いつの間にかパピーだけでなく、訓練生の間でも絆が生まれた。私たち訓練生もパピーに負けぬよう、社会復帰を目指します。パピーたちの一生が幸せであることを願っている」と真摯な思いのこもった言葉をいただきました。
「日本盲導犬協会へパピーをお返しします」の言葉ととともに、当協会の多和田理事へパピーを引き渡しました。
当協会の井上理事長からは、
「8か月間という短い期間、命あるものと親しく触れ合い日々生活することが、どんなに皆さんを励まし慰めてくれたことか、(訓練生代表の挨拶で)感動的に話してくれたことを嬉しく思う。犬に対する愛情をしみじみと感じ、WPWと連携しながら育ててくれた皆さんの思いをしっかりと受け止めた」と感謝の言葉を述べられました。
最後に、わずかな時間ではありますが、訓練生とパピーの触れ合いタイムです。
第13期パピープロジェクト犬です。
訓練生、WPW、応援してくださった地域の皆様、島根あさひ社会復帰促進センター職員の皆様、これまでこの犬たちに関わってくださったすべての皆様へ、感謝申し上げます。
この子たちの未来を祝して!これからもエールを送ってもらえたら嬉しいです。
第14期は、2022年11月スタート予定です。
これからも応援よろしくお願いいたします!