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2020年11月9日、島根あさひ社会復帰促進センターにて「第12期盲導犬パピープロジェクト委託式」が執り行われました。
例年だと3月に委託をしていましたが、ここ数年の記録的な猛暑はパピーたちに負担をかけてしまうため、今年度から初の試みとして11月から来年7月初旬までの委託です。
第12期のパピープロジェクトに参加する訓練生は20~60代の18名、4班で取り組みます。この日委託されたパピーは4頭で生後約5か月、歯が抜け変わった頃、人間でいうと小学生くらい、元気いっぱいです。
委託式の冒頭、島根あさひ社会復帰促進センターの大串健センター長は、「パピーとの生活を通じて、命の尊さ、他者と協力し信頼関係を築くことの大切さ、意義ある活動を最後までやり遂げる充実感等、多くのことを学んでいってもらいたいと思います」と式辞を述べられました。
当協会の多和田理事は「叱るだけでは犬は育ちません。褒めるだけでも育ちません。バランスが大切です。手をかけて、理解して接して欲しいと思います。皆さんと犬の成長を見守りたいと思います。大きな期待を持って皆さんにお預けします。心を込めて付き合ってください」とエールを送りました。
その後、多和田理事より各班の代表にパピーが委託。みんな元気いっぱい、しっぽを振り振り、遊んでほしそうに飛びついてみたり、ニオイをかいでみたり、新しい場所に戸惑い半分、興味津々です。
20代の訓練生は「パピーを受け取った時、命の重みを感じました。絆や信頼関係を深め、パピーとともに成長したいです」と話しました。
パピーの成長と共に、訓練生はたくさんの苦労や喜び、達成感を分かち合いながらこのプログラムに取り組んでいくことでしょう。
パピーたちの健やかな成長を願って。
皆さんのあたたかな応援をどうぞ宜しくお願いします。