投稿日時:2月7日
島根あさひ盲導犬パピープロジェクト
第4期が修了しました
1月21日、島根県浜田の地から6頭の盲導犬パピーが旅立ちました。
昨年3月末からおよそ10か月間に渡り、訓練生(受刑者)たちが愛情を注ぎ育てたパピーたちはこの日修了式を終え、島根あさひ訓練センターへ戻ってきました。
島根あさひ社会復帰促進センター内で行われた修了式の様子
修了式で、井上幸彦理事長にパピーを手渡す訓練生たち
1人1人手渡された修了証をしみじみと見つめ、「パピーたちのことは一生忘れない。かけがえの無い財産としてこれから生きていきたい」そう語った訓練生。苦労もあったけれど、共にパピーを育てたウィークエンドパピーウォーカーとの間で交わされた「パピー手帳」が何よりの励ましになったといいます。別れ際には、パピーをぎゅっと抱きよせ、名前を呼んだ後は何も言葉にはなりませんでした。
パピーを抱きしめ、なかなか離れることができない訓練生たち
毎年訪れる別れと出会い。パピーたちに関わったすべての人々の思いを、今度は私たち協会が引き継ぐ番です。この日訓練センターに戻ってから早速、訓練士はパピー1頭1頭の動きを確認していました。コマンドに反応し元気に走りまわるパピーたちの姿が少しだけ凛々しく見えました。
3月からは、第5期目の育成がスタートする予定です。
基本訓練でパピーたちの動きを確認する訓練士