第2期「島根あさひ盲導犬パピープロジェクト」涙の修了式:公益財団法人日本盲導犬協会公式ホームページ

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公益財団法人日本盲導犬協会

第2期「島根あさひ盲導犬パピープロジェクト」涙の修了式

投稿日時: 1月26日
 
第2期「島根あさひ盲導犬パピープロジェクト」涙の修了式
5頭のパピーたちが旅立ちます!!


2011年1月24日、この日島根あさひ訓練センターでは、前夜から降り積もった雪は膝くらいまでに達して、みぞれ交じりの風が一段と冷たく感じられました。

この寒さとは対照的に、お隣の島根あさひ社会復帰促進センターは、
取材にかけつけてくださったメディアの方々の熱気で溢れていました。
多くの関係者が見守る中、2回目となったパピープロジェクトの修了式が執り行われました。

社会復帰促進センターにおいて、盲導犬候補のパピーを育てた訓練生(受刑者)
28名は、一人ひとりが「修了証」を受け取った後、パピーを当協会・井上幸彦理事長に
しっかりと手渡しました。パピーとの繋がりを感じながら握りしめていたリードが
井上理事長の手に渡った瞬間、その表情が歪むのがわかりました。堪えきれずに、
訓練生もそして協会職員や関係者の目にも、涙があふれました。

修了生代表の答辞では、「私たち一人ひとりがパピー育成に責任感をもち、協力し合い、
あきらめない気持ちを持ったことで、今、私たち自身も大きく成長できたと自信をもって
言うことができます。この子たちのことは、これからの私たちの人生において、心の中で
生き続けていくと思います。」と述べ、その表情はすがすがしいものでした。

足元でじっと式典を見守るパピーたち


かわるがわるにパピーを抱きしめお別れを告げます

このプロジェクトの特徴ともいえるのは、週末パピーたちを育成してくださるウィークエンド
パピーウォーカーの存在です。第2期プロジェクトでは、訓練生(受刑者)とパピーウォーカー
双方とも沢山の絵や写真でパピーの様子を伝えあい、励ましあいました。中には芸術的ともい
える力作もあり、その表現や観察力に驚かされることしきりでした。絵手紙や折り紙、オリジ
ナル年賀状など…ウィークエンドパピーウォーカーの皆様がしたためたメッセージは、誰の心
にもまっすぐに届き温かい気持ちにしてくれたことでしょう。今回のプロジェクトを象徴する
言葉があるとすれば、それは『ありがとう』ではないかと思います。
シンプルでありふれた言葉ですが、誰かに何かに感謝せずにはいられない、このプロジェクト
には、そんな不思議な引力があるように感じられるのです。
「5頭のパピーたちへ、本当にほんとうにありがとう」
別れの時を前に、パピー手帳はそんな言葉で埋め尽くされていました。

パピー育成に携わってくださった多くの皆様へ
「9か月間に渡りパピーを育ててくださってありがとうございました!」
そして、「人は立場や環境を超えてお互いを信頼しあえるんだ、ということを
教えていただき、ありがとうございました!」

来期は、3月14日より第3期プロジェクトが開始されます。新たに8頭のパピーたちが委託され、
多くの出会いと別れのドラマが生まれることでしょう。職員一同新たな気持ちで、プロジェクトの可能性を追い続けたいと思います。

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