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3頭のパピーとプロジェクト担当・松本訓練士(左)
2010年1月18日
連日の大雪が嘘のように穏やかに晴れ渡った旭町。この日、島根あさひ社会復帰促進センターより3頭のパピーたちが旅立ちました。
日本初刑務所内で盲導犬候補のパピーを育てる試みが始まりおよそ1年。パピーウォーカーである受刑者たちの手によって育てられたパピーたちは、体重約5kgから30kg近くにまで成長しました。
この日は、多くの関係者が見守る中、盲導犬パピープロジェクト修了式が行われ、パピーを育て上げた受刑者たちの手によって日本盲導犬協会へと3頭のパピーが引き渡されました。この「バトン」を受け取った井上幸彦理事長は「こんどは、私たちがしっかりと訓練をする番」と述べ、職員一同身の引き締まる思いがしました。
パピーをやさしく撫で送りだす受刑者たちの目には、こらえきれず涙が溢れていました。
修了式でのパピーの引き渡し
盲導犬パピー こんなに大きくなりました
パピーたちを育て、成長を見守ってくださったすべての皆様、10カ月間本当にお疲れ様でした。受け取った「バトン」をしっかりと繋ぎ、待ちわびている盲導犬ユーザーのもとへと受け渡していけるよう、職員一同一丸となって取り組んで参ります。