皮膚トラブルへのアプローチ:公益財団法人日本盲導犬協会公式ホームページ

読み上げブラウザ用メニュー

メインメニュー

このページの本文へ
以下は通常ブラウザ用のメインメニューです。


寄付・入会する

MENU

寄付・入会する

トップページ > 協会について > 皮膚トラブルへのアプローチ

公益財団法人日本盲導犬協会

皮膚トラブルへのアプローチ

皮膚トラブルへのアプローチ①遺伝との関連について

 ラブラドールはアトピー性皮膚炎の頻発犬種として知られていますが、当協会においても、皮膚トラブルやアレルギーが、身体的な理由による候補犬のキャリアチェンジにおいて高い割合を占めています。
 皮膚トラブルが生じる原因は、その犬がもともと持っている体質(遺伝)と、生活環境などの環境的な要因が複雑に関係していると考えられます。本研究では、日常診療の記録をもとに、各犬の皮膚の強さをスコア化し、そのスコアから遺伝の影響について調べました。
 800頭以上のスコアを用いて遺伝率算出用のソフトウェアにて解析を行ったところ、皮膚スコアに対する遺伝の影響は2割程度と算出されました。

皮膚トラブルへのアプローチ②飼育環境との関連について

 当協会内の先行研究(皮膚トラブルへのアプローチ①)により、皮膚トラブルへの遺伝の影響は2割程度であると算出されました。そのため、今度は遺伝以外の要因の中で何が皮膚トラブルへ影響を与えているのか明らかにすることを目指しました。
 まずは近年注目されている保湿に着目しました。皮膚の水分量・油分量を測定することのできる器具を用い、測定部位、犬種、季節、シャンプー後の保湿剤使用の有無などによって差が出るか計測しました。その結果、保湿剤による差は得られませんでしたが、犬種差、季節差、測定部位による差が生じることが分かりました。
 さらに他の環境的な要因について考えるため、再び日常診療の記録から皮膚の強さをスコア化し、さまざまな記録との関連を調べました。解析の結果、性別、哺乳中の母犬の療法食の使用歴・抗生剤の使用歴によって皮膚スコアに違いが出る傾向が見受けられました。

 今回の研究では皮膚の強さの評価方法を変更したため、少ない頭数での解析しか行うことができませんでした。今後は多数の犬に適用でき、より正確な皮膚の強さの評価方法を検討していきます。それにより、犬を取り巻く環境的な要因と皮膚の強さとの関連性を明らかにし、皮膚トラブルやアレルギーの発生を抑えていくことができると考えています。

ページの見え方を切り替えるメニュー

ページのトップへ戻る
ページのトップへ戻る