このページの本文へ
以下は通常ブラウザ用のメインメニューです。
CMに登場した盲導犬ユーザー須貝守男さんと盲導犬クロス。クロスはいつも須貝さんの足の間に顔をはさんで落ち着いています。
「盲導犬と歩くことで、当たり前の日常を当たり前に過ごすことができる。会いたい人がいる場所へ、聞きたい音楽が聴ける場所へ行ける。そしてそこから世界が広がる」というユーザーの喜びが表現されています。盲導犬と歩くその先に、ユーザーの叶えたい人生があるのです。
臨場感を大切にしたいという意図から、撮影には実際の盲導犬ユーザーと、そのパートナーが起用されました。撮影当日は、慣れない撮影現場に臆する様子もなく普段通りに歩く盲導犬ユーザーとパートナーの姿が見られました。一緒にいれば、そこはいつものふたりの世界。その世界観に強い絆を感じました。
世界屈指の指揮者小澤征爾さんがボランティアでCMに登場くださいました。なんと、楽曲はもちろん実際にCMで使用する演奏部分まで、小澤さんご自身が選んでくださいました。小澤さんの奏でる素晴らしい音楽にも注目です。この場を借りて、小澤さんに厚く御礼申し上げます。
CMに登場しているのは、本物の盲導犬ユーザー須貝守男さん(撮影当時60歳)と盲導犬クロス(♂撮影当時6歳)。今回のCMに出演して、友人にCMのことを聞かれることもあるという須貝さん。クロスの頭をそっとなでる須貝さんの姿に感動したという感想もあったそうです。
CM制作にあたって、役者に演じてもらうよりも、実際に視覚に障害のある方を起用したいという制作会社の意向があり、オーディションをした結果、須貝さんが抜擢されました。一方で盲導犬役はクロス以外の犬で撮影するという案も出ていましたが、「僕はクロスと一緒にやりたい」と、須貝さんは譲りませんでした。「僕とクロスの絆があるから、僕とクロスだからだせる表情がある。クロスじゃなかったらできない」。その言葉通り、須貝さんもクロスも自然体で、コンサートを楽しむCMが完成しました。
須貝さんは、月1~2回は一緒にコンサートや演劇、映画などに出かけ、ロックからクラシックまで幅広く聴く大の音楽ファン。ある日、ライブに出かける須貝さんに同行しました。会場の盛り上がりや演じている人の熱気など、そこでしか味わえない興奮があると言います。その日も、演者がギターを弾きながら会場を練り歩き、観客を沸かせていました。そしてフラメンコギターによる「マイウェイ」の演奏に、須貝さんは思わず目頭を押さえました。どれだけの感情が胸をよぎったのでしょうか…。その足元ではクロスが静かに寝息をたてていました。
「会いたい人がいるし、会いたい音楽もあります。僕は犬が大好きなので、クロスと歩くことを決めました。クロスといると僕は本来の自分でいられます」。180センチ近い長身でハーネスを握り颯爽と歩く姿はカッコいい!の一言に尽きます。
コンサート会場へ普段から一緒に出かけるという本物の盲導犬ユーザーとそのパートナー。リアリティあるCMにならないはずはありません!みなさんにもこの臨場感つたわりましたか!?