第28回 読書の秋:公益財団法人日本盲導犬協会公式ホームページ

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第28回 読書の秋

読書の秋


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読書の秋・・ということで今回は、録音図書の紹介です。通常、書店に並んでいる活字の図書は、視覚に障害があると読みにくい、または読めない物がほとんどです。そこで、朗読形式で本の内容を収録し、音声で内容を楽しむことが出来るようにしたものが録音図書です。全国の点字図書館では無料で貸し出しが行われています。貸し出しの形態として少し前ではテープが主流でしたが、最近はCDがほとんどとなりました。CD図書は、通常の音楽形式のCDも一部ありますが、原則としてデイジー図書と呼ばれる視覚障害者向けデジタル録音図書になります。テープとの大きな違いは、CD1枚におよそ60時間という長時間の録音ができることや、章や見出し、ページごとに聞きたい場所へ移動することができるということです。デイジー図書は、CDで貸し出されるほか、「サピエ図書館」という視覚障害の方のための電子図書館にも登録されており、登録された図書は、インターネットを介してパソコン等で受け取ることもできます。このようなサービスを利用すれば、図書館に貸し出しの依頼をする必要がなく、希望の図書が貸し出し中で借りられないということもありません。この録音図書を実際に紹介して「また、本が読めるようになって嬉しい」と言う声や「病院の待合室でいつも聴いています」「各地域の録音ボランティアの声なので、イントネーションの違いを楽しんでいます」「映画も楽しめるようになった」といった声を聞きます。この映画というのは、シネマ・デイジーといって映画の音声に副音声として音声解説をつけたものがデイジー化されたものです。映画内の俳優の声や音楽はそのままなので、臨場感をそのまま楽しむことができます。
CD録音図書には、一般の音楽CD形式とデイジー形式とがあり、音楽形式のCDは通常のCD再生機で聞くことができますが、デイジー形式の場合、通常のCD再生機では聞くことができないため、プレクストークなどの専用のプレイヤーや専用の再生ソフトウエアをインストールしたパソコンが必要になります。
音声図書の利用手続きは、まずはお近くの点字図書館、視覚障害者情報センター、情報文化センターなどに直接連絡をして利用登録が必要です。まだ利用されていない方は、是非、音声で読書を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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