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本文 盲導犬が支える生活
盲導犬が支える生活
 
盲導犬は、安全な歩行のための手段だけではなく、盲導犬ユーザーを支える大切なパートナーです。
盲導犬との出会いによって、仕事をあきらめずに一人で通勤ができた人、新しいことにチャレンジがしようという自信が生まれた人、見えていた頃と同じスピードでまた歩けたことに涙を流した人など、10人盲導犬ユーザーがいれば、そこには10通りのドラマがあります。

 
渡部宏治さんと盲導犬イヴ

渡部イブ 目が見えていた頃は大学に勤務していましたが、現在は鍼灸院を営み、まさに天職を得たと思っています。私にとって、イヴは初めての盲導犬です。イヴとの歩行は約1年経ってようやくパートナーの意味がわかってきました。50%ずつの責任でお互いを感じ、対話しながら歩くことが盲導犬との歩行であり、白杖(はくじょう)歩行とは全く異なる独特な歩きを実感しています。イヴとの図書館通い、鍼灸勉強会への参加、そして気軽な外出など、気持ちのリラックスやリフレッシュが必要な時にも、イヴの存在はもはや私の暮らしの中で大きな役割を果たしています。

 
佐藤智江子さんと盲導犬ジョージー

私の仕事は、みちのく銀行の電話交換手です。パートナーのジョージーと毎朝バスで通っています。若い頃から弱視だったため、最初は、白杖(はくじょう)だけで通勤を試みましたが、時間はかかる上、障害物にぶつかるなど思いのほか困難でした。それでも仕事を続けたかったので、盲導犬との歩行を選択しました。ジョージーとの通勤は白杖(はくじょう)の頃と比べて時間が半分になり、職場も盲導犬の受け入れを理解してくれています。また盲導犬との出会いによって仕事や自立を得ただけでなく、思わぬところで親切にしてもらうなど周りの優しさを人一倍知ることができると思っています。みちのく銀行内を歩く私とジョージーの姿は、今ではすっかり普通の光景になっているようです。 佐藤ジョージー

 
関東伸雄さんと盲導犬ローズ

私は、勤務先である区役所まで毎日ローズと歩いて通勤します。ローズの席は、私の机の横にあります。仕事の合間に、ローズをトイレに連れて行ったり、食事をあげるので、職場でもローズは落ち着いて寝ています。私は、20代の時に交通事故で目が不自由になりました。一時は希望を失いかけたこともありますが、盲導犬と歩き始めてから、一人で自由に出掛ける機会が増え、マラソンにも挑戦するようになりました。今では、通勤だけでなくマラソンの練習場や大会会場へ行くのもローズと一緒に出掛けています。



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