4月は出会いと始まりの季節ですが、島根あさひ訓練センターではパピープロジェクトが始まると活気が出てきて、新しい年度が始まったことをあらためて感じます。 小さなパピー達の元気な声とかわいらしい様子は元気の良いぴかぴかの一年生を見るように眩く、心躍る気持ちになります。今年のパピー5頭は、男の子3頭、女の子2頭の兄妹です。兄妹なので性格は似ているのですが、少しやんちゃな子、少し怖がりの子、それぞれの個性はちょっとずつ違っていたりします。左からバンジー、バイス、ブルーム、ブレイブ、バディ 4月12日に島根あさひ社会復帰促進センターで行われたパピープロジェクト委託式では、パピーを受け取る訓練生(受刑者)の表情はとても嬉しそうでした。責任と不安はあるものの、「頑張って育てていきたい」と抱負を語っていました。 パピー達を待ちわびているのは、訓練生だけではありません。訓練生とバトンタッチで週末のパピー5頭を育てるウィークエンドパピーウォーカー、そして社会復帰促進センターの職員の皆さんも待ちわびていたようで、5頭を迎えて満面の笑顔がこぼれていました。 パピーを迎えて1週目。社会復帰促進センターでの訓練生は、排泄の世話に一苦労、パピーの抱っこ用のスリング(※ハンモックのような布)ではパピーをどの向きで入れたら居心地が良いのか、と一生懸命思案しています。初めての子育てに四苦八苦する様子は、見守っている協会職員や取材に来た方にも思わず笑みがこぼれました。施設内の移動時、色とりどりのスリングに包まれるパピーたちの首元には、スカイブルー、ピンク、オレンジ、イエロー、グリーンの首輪がつけられ、とてもカラフルで華やかでした。カラフルなスリングで職員に抱っこされるバンジーとバディ 今年度は6人ずつの5グループがそれぞれパピーを担当します。パピー達はこれからどんな交流をして、どんな経験をしていくのでしょう。訓練生、社会復帰促進センター職員、ウィークエンドパピーウォーカーの皆さんを始めとする地域のボランティアの方々、そしてパピープロジェクトを応援してくださる全国の人々に見守られながら、5頭は元気に成長していきます。