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TP1~犬に教えること、犬が学んだこと、そして失敗から学ぶこと (06月30日)
投稿日時: 06月30日

盲導犬訓練士学校 教務 近藤

 6月10日、11日にTP1(1回目の訓練犬の歩行テスト)を行いました。
4月にパピーウォーキングを終えたばかりの犬たちは、基本訓練を約2ヶ月間行いました。今回のTP1では“学生たちが何を教えたか”、“犬は何を学んだのか”が表れます。

<好きこそ物の上手なれ>
訓練では、犬に喜んで作業へ集中させるため、学生たちは仮説をもとに日々頭を悩ませながら計画を立てました。

まずは、“犬の夢中作りから!!” あれ・・・?
“犬と遊ぶ!” おや・・・?
盲導犬訓練士学校3年目の専修科生も、“犬と遊ぶことってこんなに難しかったかな??”皆、思うように遊べず、苦労しました。
一頭の犬で成功した遊び方が、他の犬に通用するとは限りません。個々の犬に対応しなければなりません。

<遊びを集中へ>
 犬が遊びの中で見せる一瞬の強い集中を、管理される集中へと導いていきます。

そして、遊びの反応を学習へ。
例えば【カム】。
最初は犬が人を追いかけたくなるように、動きのサポートをつけて遊びます。この反応と『カム』が結びついてくると、次は動きのサポートを減らしていきます。『カム』と呼ばれたら、どんな状況でも速やかに呼んだ人の元へ向かうように教えていくのです。

 日々の訓練ではTP1の約2週間前、専修科生の担当する犬のほぼ全頭が歩道の縁石手前1mで停止してしまう、という事実が判明しました。
 “この失敗の原因は何だろう。”
学生は歩道の段差で停止するように教えた“つもり”でしたが、犬は段差の1m離れた手前で止まるものだ、と“認識” していました。専修科生はこの失敗から多くのことを学びました。

 専修科生の残された時間は、あと10ヶ月を切りました!
“失敗を恐れず学ぶこと”と“学ぶチャンスとの出会い”を大切に、日々訓練を積み重ねています。


基礎課2年生とTP1を実施しました。
アイマスクをつけて、出発!


後ろにいるのはセーフティ。歩行者の安全を守る役目です。
評価の様子はビデオにも撮って、後に検証します。
歩いているのはその犬の訓練を行った担当者です


基礎課1年生も見学にやってきました。
犬が何を学んだか、真剣に見ています。

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